本当の敗北を知らずに勝利だけを求めていた
- yuji
- 3月29日
- 読了時間: 1分
人並みに生きてきたとは思うけど
夢見た未来を歩けてるとは思えなくて
身の丈に合ったものを選んできたけど
いつもどこか他人をうらやんできた
告白もせずに恋の続きを夢見るような
やり場のない思いが募る日々で
あの日 交差点のど真ん中で動けなくなった
進むことも戻ることも許されず膝をつくような思いを
空から一番遠い場所で天を仰いでみた
それなりにリスクはおかしてきたけど
握りしめたものはゴミ箱の中にいて
周りの視線を避けるよう逃亡者の面持ちで
無罪放免の明日を歩き続けている
恋も告げずに愛を語るなんて
本当の敗北も知らずに勝利だけを求めるようなものさ
あの日 交差点のど真ん中で動けなくなった
他人事のように聞いていたラブソングが
僕の事だと気付いたその時に
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