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ゴールデン鋼板
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アイデンティティ

  • yuji
  • 2月20日
  • 読了時間: 1分

僕は何者でもない。僕はまだ僕ではない

通勤電車の中では押されぬよう押さぬよう肩を狭める多くの一人

交差点をこちらと向こうから渡るこちらの中の一人

映画のワンシーンで歩道をただ歩く群衆A。その程度だ

誰かではない僕でありたい

誰かの目に止まるそんな僕でありたい

時折、流行りの服を着たくなる。うらやましくなるけど

混ざれないし混ざりたくない

誰かと同じは僕が僕でなくなる気がする

その程度の僕

君の長所はと聞かれる

誰かが持っているそれと同じ

少し社会からはじかれて、少し群れるのが苦手なぐらいが心地いい

絵の具の様に塗りつぶされても混ぜ切れない色がある。

決してきれいな色じゃない

でもそこが僕のような

そんな僕を愛したいし、愛せる僕でありたい。

 
 
 

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