いつからか

いつからか朝は珈琲を飲むようになった

いつからかとりあえず携帯を覗くようになった

いつからの前は何を飲んで何を見ていたのか

情報が点滅しながら僕を待ち伏せしている

おとしめる誘惑なのか希望への導きなのか

胸の想いを置き去りに

駆け引きばかりが迫ってくる

遠くを見ることを許さない毎日が

いつからか言葉を集めるようになった

いつからか自分を見つめるようになった

いつからの前は何を思い何を夢見ていたのか

まえといまとの狭間にあったものは

僕は真実へと変わり続けているのだろうか

寂しさを覚える隙間もなく

駆け引きばかりが迫ってくる

これをターニングポイントと呼んでいいのだろうか